2021/11/16 19:33
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宮崎県をベースに置いて活動している弊社としては、宮崎県に関わる記事を配信しようと考えています。
ということで、宮崎県と言えば日本神話！
日本の神話を語る上では宮崎県を外すことはできません！
天孫降臨以前から、宮崎県を舞台として語られている神話がいくつもあるのです。
今回はどんな物語があるのか、またそれぞれの物語のあらすじをご紹介します！
1. イザナギとイザナミ（国生みが生んだ悲劇の物語）
日本神話の最初は別天津神（ことあまつかみ）と神世七代（かみよななよ）と言われる神々の存在があったことの説明に始まり、神世七代の伊邪那岐神（いざなぎのかみ／以下、イザナギ）・伊邪那美神（いざなみのかみ／以下、イザナミ）による日本列島の創生から始まります。
イザナギが男性の神で、イザナミが女性の神という夫婦の神様なのですが、どろどろで何もない海から日本列島を産み、さらには石や木、風や火など様々な自然を産んでいきます。
華々しく日本の大地を産んでいく二人の神に何があったのか、物語は思いもよらぬ方向へと動くのです。
2. アマテラスとスサノオ（わがままで乱暴な弟に翻弄される最高神）
イザナギから生まれた天照大御神（あまてらすおおみかみ／太陽神／以下、アマテラス）と建速須佐之男命（たけはやすさのおのみこと／以下、スサノオ）は姉弟の神様です。
イザナギから高天原（たかまがはら／多くの神々が住むところ）を治めるように言われた姉・アマテラスと、海を治めるように言われた弟・スサノオですが、スサノオは神様と言うにはわがままが過ぎます。
母であるイザナミに会いたいから根の国（黄泉の国／死者の国）に行きたいと駄々をこねて追放されたり、皮を剥いだ馬を織物小屋に投げ入れたりと大暴れ。
怒ったのか落胆したのか、アマテラスは天岩戸（あまのいわと／洞窟）引き籠り、混沌とした世界になりました。
3. ニニギノミコトとコノハナサクヤ（天孫降臨するも子孫に大きな咎を背負わせた男）
アマテラスの孫である天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命（あめにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎのみこと／以下、ニニギノミコト）は豊葦原中国（とよあしはらのなかつくに／地上界）の主になるよう天上界・高天原から高千穗に降りてきます。
この地で大山津見神の娘の美しい木花開耶姫（このはなのさくやびめ／以下、コノハナサクヤ）と出会い求婚すると、姉の石長比売（いわながひめ）も一緒に嫁いできました。
ニニギノミコトは石長比売が醜かったことから親元に送り返しますが、これが子々孫々に大きな咎を背負わせることになるのです。
4. 海幸彦と山幸彦（兄弟喧嘩の先にある出会いと別れ）
海幸・山幸も天孫の物語。
ニニギノミコトとコノハナサクヤとの間に生まれた兄・海幸彦（うみさちひこ／火照命／ほでりのみこと）は魚を獲って暮らし、弟・山幸彦（やまさちひこ／火遠理命／ほおりのみこと／日子穂穂手見命／ひこほほでみのみこと）は山で狩りをして暮らしていました。
ある日、互いの道具（釣り道具と狩猟道具）を交換してみようとなり、互いの暮らしを体験してみたがうまくいかず戻すことに。
しかし、山幸彦は兄・海幸彦の釣針を海で無くしていたことで大問題に発展するのです。
5. 神武天皇（日本を治めるため日向の高千穂を後にする）
神倭伊波礼毘古命（かむやまといわれびこのみこと／神武天皇）は葦原中国を治めるにはどこが良いのかを兄の五瀬命（いつせのみこと）と高千穂で相談し、東へと向かうことに決める。
天上界・高天原にある天岩戸が宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸の天岩戸神社の神域にあることからも、宮崎県の山間に高天原があったと考えられますし、日本の神々の多くが日向・宮崎で産まれ全国で祀られていることを考えると、宮崎県民の誇りと言えるでしょう。
それぞれの物語が古代宮崎の各地を想像させ、また険しい山々が神々しい聖地になります。
様々な研究者が異説を唱えていたりもしますが、あくまで神話の話です。
記紀編纂のときに神話として編まれた物語ですので、楽しんだほうが良いと思っています。
ちなみに、
今後、これらの神話を若干面白おかしく解説出来たらと思っていますので、楽しみにしていてくださいね！
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